おれの成功哲学

挑戦し続けること

自分を変えた本「何者」

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少しブームが去って今さらかもしれないけど、この朝井リョウさんの「何者」

で僕はかなり変わった。

この本は本当に面白かった。最後の最後にグッググサーッ!!って胸に刺さり

冷や汗が出てるく。読者を叩き落とすそういうテクニックも凄いし、Twitterを通して人物が出てきてすごく現代って感じ。あと、おれがちょうど就活の時期だったからものすごく共感できることが多かった。

この本は他人のことを分析したり批判したりする癖がある人、

そういったことが好きな人にぜひ読んでほしい。

自分はそういうタイプの人間だった。

 

この主人公の拓人に本当に自分は似ていた。

周りからよく

「人のこと見てるね、鋭い!よくそんなことに気づくね!」

「お前の分析は間違ってなかった!やっぱりあいつはそういう奴だったわ」

「さすが。お前ならそういうと思った。笑」

 

などと自分の観察眼や分析を褒められてきた。人の顔や言動を見てその人が

どういうやつかを言い当てるのが得意だったのだ。

それは全部大学に入ってからのことだった。浪人してなんか落ち着いて、

世間に冷めきっていた。

大学のサークルの新入生歓迎会に行っても、同じ学科の奴と話しても

冷めて遠くから冷静に見てしまう。

「あぁー。なんかこいつら無理して騒いでんな。大学に入ったから今までの自分を変えたいんだろう。小中高校時代、自己主張できなかったからこんなに髪染めて馴染まない格好して楽しんでいる自分を演出しようと一生懸命なんだろう」って。

「こんな奴らと一緒にいたくない。今までバカしてた人間は逆に落ち着くんだよ」

そう思って距離をとって親しい友達を作らずに過ごしてきた。

友達に誘われてクラブに行っても、無理して騒いで見ても笑っていても

「おれなんでこんなことしてんだろうなー」ってい冷静な自分がいる。

クラブで最近買ったのだろう新しい服を着てオラオラしてる奴らを見ると

「頑張ってんなー」って思ってしまう。

 

主人公の拓人もこんな感じに登場人物の言動やツイート内容を見て

分析し切り捨てて行く。おれは読んでいてその姿に気持ちが良かった。

 

「留学してました。ボランティアしてました。インターン行ってました。イベント企画してました。代表でした。」

 

就活でよく目にする言葉たちだ。おれが大嫌いだった言葉たち。

聞くだけであー気持ち悪いだからなんだよ?って思ってた。

何やっても就活の話題作りだろ。勝手にやってろって

 

主人公拓人はそういった言葉を使ういわゆる意識高い系をボロカスに言う。

おれは自分が思っていたことを代弁してくれているようで笑っちゃうくらい気持ちが良かった。

 

しかし、ネタバレになるが最後の最後にグサーーーッ!って心に突き刺さることを言われる。

 

 

 

おれはその後に自分が間違っていたと気付いた。

 

おれは冷静な分析とかやって、人のことを言い当てたかのような気になり、自分があたかも他の奴より上にいるかのように錯覚してただけだった。

あがいてあがいて勝負して勝負して、評価されることから自分は4年間逃げていたのだ。本当におれはダサかったと思った。

大学に入った頃のおれは勝負して人から評価されることに疲れていたのだと思う。

高校3年ではずっとやってきたサッカーでうまくいかず、最後の大会ではベンチからも外された。受験には落ち、周りの友達が遊んでいる中、汚い服着て予備校に通い

毎日、点数と偏差値が頭を支配していた。勝負することにも評価されること採点されることにも疲れていたのだと思う。

そんなおれがやったのが、自分は何もせず何かしている人間を遠くから眺め鼻で笑うことだった。

 

本当にダサかった。本当にかっこいい人間というのは周りに何と言われようと自分の信じたことをやり抜き、あがいてあがいてあがきまくってる人間なんだ。

 

みんな何者かになりたい。理想の自分になりたい。だからSNSで演出する。

みんな何者になれるかわからなくて不安だから肩書を求めるのだ。

 

人生をよりよく生きるために、充実した人生を送るためには人生の傍観者であってはいけない。人生の主人公にならなきゃいけない。

それは人から評価され陰口を言われるかもしれない。でもそれでも主人公として生きていくことが幸せてであり人間にとって大事なことなんだとおれは思った。

2ちゃんねるの掲示板で芸能人の悪口を言っている奴らはみんな傍観者だ。

遠くから眺めて評価することであたかも自分が上であるかのように錯覚する。

本当に頑張ってるのは、かっこいい生き方をしてのは掲示板に名前を書かれ叩かれてる人間なのに。

 

 

おれはもう逃げないと覚悟を決めた。

人を評価する人生じゃなくて人に評価される人生にしよう。

 

この本を読んでから他人の言動にイライラされることが極端に減った。

自己満足なSNSが流れてきても、以前のように痛烈な批判を心の中で唱えることをしなくなった。

 

この本を読んで自分は変化し少しだけ成長できたのかなと思う。

 

この本に出会えたことを感謝したい。

 

 

 

何者 (新潮文庫)

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